脳の仕組みを知ろう 「頭の良さと脳」
人間誰でも頭が良かったらと思うものですよね。脳から見た場合の頭の良さを少し説明したいと思います。 まず、賢い人と賢くない人の脳の外見ですが、これは一切関係ありません。具体的にいえば、重さ、大きさは関係ありません。
昔、脳のシワが多いとか少ないとかの俗説がありましたがこれも関係ありません。これは、頭蓋骨にたくさんの容量の脳を入れた為、結果としてクシャクシャのシワが出来るだけの話です。
脳を構造的に説明します。
 脳は大脳皮質、大脳、大脳辺縁系、脳幹と階層的になっています。
脳幹というのは通称ハ虫類型の脳といい、呼吸や代謝等、生命維持をする基本的な脳の事です。
大脳辺縁系は、通称犬猫の脳とも呼ばれ、原始哺乳類型の脳であり、情動を支配しています。 その中に、海馬というところがあります。位置的に大脳の側頭葉の奥に配置し、タツノオトシゴの様な形をしています。この海馬は、記憶の入り口です。短期記憶をこの海馬でしています。一時的に記憶し、その後、大脳の色々な部分に送られています。
この海馬はストレスに弱く、ストレスが強く続くと細胞が死滅します。しかし、分裂細胞が見られるのも海馬です。ボケている人は、海馬が小さくなっているようです。それから、海馬のすぐ側に感情を司る「扁桃」があります。海馬と隣り合わせにある為、互いに影響し合います。
大脳新皮質は、人間が一番発達している脳です。大脳の表面に4〜6ミリメートルの層があり、ここに神経細胞が詰まっています。知性の脳や理性の脳などとも呼ばれています。大脳は位置によって、前にある前頭葉、上にある頭頂葉、後ろにある後頭葉、横にある側頭葉と分けられます。前頭葉は、総合的な指令をする場合で、記憶を呼び戻したり、創造や行動を起こす大事な部分です。前頭葉を鍛える事が勉強にとっても一番大事な事です。また、前頭葉の後の部分を運動野と呼び、運動を命令する部分とされています。一方、後頭葉は視覚を司る部分です。そして、側頭葉は聴覚を司る部分であり、言葉の意味もここで理解しています。
〔原文 中抜き〕
・・・・さて、脳細胞の数、神経細胞の数、シナプスの数も同じ、伝達スピード、興奮スピードも同じと何度も説明していますが、何が賢い脳になるかの説明に入ります。神経細胞はインターネットの様に多:多の伝達と似ていると説明しましたが、それを分りやすいイメージで説明します。
中学生の時、関数を習いましたが、その中で一番簡単な関数である比例で説明します。y=axの式です。xに数字を代入すると比例定数のaの値によってyという結果が出る関数です。この比例定数の値が大きくなればxの数値が同じでもyの値は大きくなります。脳での比例定数に当たるものがシナプスの状態です。脳に興奮と抑制の刺激を与え、神経細胞(ニューロン)からシナプスという化学物質が発生しニューロン同士が繋がりネットワーク出来ればハード的に賢い脳といわれる脳が出来上がります。
脳も一種の筋肉のようなイメージで捉えれば、神経回路にも可変的性質があり、それを可塑性といいますが、粘土と同じ様に使えば使う程、軟らかくなり、使わなければ硬くなります。脳の場合は使わなければ使えなくなり、使えば使うほどよくなります。そして、筋肉の発達を促す場合には、一定の負荷をかけます。脳の場合、高速の音がその負荷になります。
人間は喋っている速さで聴くものだと思っています。そして理解しながら聴き、頭の中で反芻しています。それを追唱というのですが、この追唱が間に合わない状態が脳にとって負荷となり、シナプスの発生を強度に促し、ニューロンのネットワーク化に繋がっていきます。 それが頭の回転がいいとか、賢い脳といわれる状態です。
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