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愛媛県新居浜市の学習塾・自立学習教室 明聖塾

明聖塾の指導の基本

明聖塾の指導と指導者の心構え

教育方針イメージ
入会してくる子供とその保護者の方は、
[今までのところとは違って、もしかしたら
良い指導を受けられるのでは?]
という期待を持って来られているはずです。

このとき、
今までの教室と同じようなことですと、
勿論期待外れです。

人は、[パンのみにて生きるにあらず]
と言われていますが、では何が必要でしょうか。

私は、それは[希望]だと思います。
絶望では、何をする気もおこりません。
[明日も又楽しい日が来る]、或いは[明日こそ楽しい日が来る]
と思えばこそ、今日の努力もできるはずです。

学校へ行っている時の希望は、学力だけが大切なのではありませんが、
学力を除いて考えることはできません。
学力についての希望は、今学習していることが分かり、できる
という力の感覚が生み出すものです。

さらに、その内容が、価値あるテーマであればあるほど
力を感じることができます。

小学校低学年の子供は、
上級学年になると、非常に賢くなっているはずだ、と考えています。
中学での学習はもっと進むし、それより上はもっとすごいのだろうと思っています。

ですから、より高学年の内容について分かるようにし、
さらにできるように導くと、大きな自信をもってくれます。
さらに、このことにより、指導するものに対して信頼が高まります。
信頼が高まると、子供は、指導するものの言動を尊重してくれます。


人は、おおむね正しいことを他の人に主張するものですが、
かなり多くの場合、言った人から
[お前の言うことは聞きたくない]という対応を受けます。

しかし、人々は信頼を置いた人に対しては、
できるだけ意に沿うように答えようとします。

私たちの指導は、子供たちに対して、
そのような準備をしてはじめて効果があります。

子供が[指導する者の言うことを聴きたい]
と思ってくれるかどうかの方が
[指導の内容が正しいかどうか]
よりも大きな影響を持っていると言えます。

それゆえ、多くの場合、
人は[アメでつる]ようなことをするのです。
時には、脅迫も使われるわけです。

ところで、今、世の中を見ると、
子供の美点を見つけ、それを高く評価し、
子供にそれを言ってくれる人は稀です。

子供を最も愛している母親は、
もっともっと強く立派であってほしいと
強く強く願っているものですから、
世の中で 最も高い要求を口にしています。

時には、世の中にある人の中で、
最も口汚く罵ることさえあります。

学校は学校で、しなければならない範囲の指導の中で、
不足を言い立てています。
子供に自信と勇気をもたせることが大切
私たち、子供を導く者は、
子供の欠点を見つけ、
それを言い立てるのでなく、

子供の長所を見つけ、
それを繰り返し繰り返し賞賛することが
役割だと思います。

勿論、時には、注文をつけることも必要です。
しかし、それを言う前には、たくさんの賞賛が必要です。

おべんちゃらやお世辞は力を持ちません。 本当のことでなくてはなりません。
子供の美点を見つけ、それを子供に伝えることは、
子供の心を晴れやかにし、子供に勇気を与えるものです。

人間が勇気を持って生きるには
自分は優れた者であるという自覚が必要です。

子供に勇気を与えるためには、
子供が優れたものであることを
知らせる必要があります。

学校へ行っている時は学力は大切な要素です。
ところが一般に、学力で高く評価しようにも
子供は学ばなければならないこと、できなければならないことを学習しています。

とすれば、百点満点を取っても、ある意味で当然のことであり、
不足する点数が問題にされます。

この学習形態は、教師が生徒を褒めても、
不合格ではない、合格!という程度のものになります。

良くできていると言うためには、
良くできていない子供を思い描かなければできない仕事です。
できていない者に対する非難・批判がなくては存在しない褒め方になります。

批判も非難も不必要だとは思いせん。
しかし、それは世の中に溢れかえっています。

私たち指導者は、子供に勇気を与えるのが仕事です。
子供が分からなくとも非難されないレベルのことが分かり、
できなくてもよいことをできるようにする、
このことにより、子供を高く評価できます。

一般には、3年生には3年生のことを学習させますが、
明聖塾では、3年生に対して、4年生や5年生の単元が分かるように、
さらに、できるように導くことによって
子供に勇気を持たせます。

それをしやすくする工夫を教材の中に組み込みました。
1年生や2年生に、
6年生の分数の一部も理解し、
できるようにする工夫も組み込みました。

これは、そうなるであろう、
という期待や希望的観測ではありません。
ほとんどの子供が出来る、
という経験的な事例です。

子供たちは本当に喜んでくれます。

この作業は、子供に対し、
[先生は、君が有能であることを知っているよ]
というメッセージを送ったことになります。

子供のお母さんに対しての、
(お父さんにもですが、多くはお母さんが来られるので)
[あなたのお子さんは、優秀な素質があると思います]
というメッセージでもあります。
これは、非常に重要なメッセージです。

世の中の多くの指導者は、子供の欠点を数えあげて、
それを子供に言い、また親にも伝え、
[より頑張るように!]と指導しようとします。

しかし、このことは、子供に対しては、
[私は、お前が馬鹿だと思っているよ]
と伝えていることを意味します。

親に対しては、
[あなたの子供は、私から見ると、こんなにできないのですよ]
という考えを言っていることになります。

このようなことを相手に言えば、必ず嫌われるはずなのですが、
指導者は許されています。
これは、指導者は子供を何とか賢くするための努力をする
と理解されているからです。

しかし、普通にできている子供に対して欠点を言い立てることは
子供に勇気を持たせる行為ではありません。

にも拘らず、子供が伸びていくのは、
そのマイナスに倍するプラスの能力を持っているからです。

私たちは、子供にその能力をごく自然に活かし、
大きな力を発揮させようとしているのです。

明聖塾の指導法や教材は、
子供を高く評価することをシステムとして継続してできるようにしたものです。
明聖塾のこの理念は、私たちにとって、最も大切な行動指針です。

そしてこれを活かすのは、指導に当たる人にある
子供の成長を喜ぶ心です。
高く評価することも、指導に当たる人の心に、
あたたかい血が流れていなくては、決して生きるものではありません。

子供にとっては
自分が出来たことを心から喜ぶ人の声の響きを聞いて
はじめて実感できるものです。

一番大切なことは、
たとえ指導者であっても
知識の一つ一つの伝え方の上手下手ではありません。

どうか、子供がこれから長い人生を
勇気と喜びを持って歩んでいけるように
子供たちの美点を見つけ、それを伝えてあげて下さい。

そうすれば、きっと、将来のある日、
成長した彼や彼女から
[先生ありがとう]
と言って貰えます。

しかし、その時、多分、
その子を教えた当時のことを振り返って、
未熟だった自分を思い出すことでしょう。

私たちに[これでよし!]
という日は来ないと思います。

でも、十分嬉しいものです。
一緒に歩んでいきましょう。







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